草枕国際俳句大会

第28回 「草枕」国際俳句大会について

 

 第28回「草枕」国際俳句大会は、昨年と同じく「一般部門」、「インターネット投句部門」、「ジュニア部門」、「外国語部門」及び「写真俳句部門」の作品を事前募集いたしました。
  また、コロナ禍のために3年間休止していた2部門の内、「当日投句部門」を復活し、「俳画部門」は廃止といたしました。
下記の要領で当日俳句大会を開催し、「当日投句部門」の募集・審査とともに、高野ムツオ氏による講演会及び表彰式を取り行いました。

当日俳句大会

 

開催日:

令和5年11月18日(土) 

会場:

市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)

内容:

10:00~11:30  当日投句受付
13:30~14:30  高野ムツオ氏講演会 「俳句が映しだすもの」
14:45~16:00  表彰式・講評


・ロビーで写真俳句部門の入賞作品を展示します
・入場無料です

第28回 「草枕」国際俳句大会の模様

 第28回「草枕」国際俳句大会は2023年11月18日、熊本市の市民会館シアーズホーム夢ホールに約250人が参加して行われました。表彰式のほか、コロナ禍のため休止していた当日投句部門と講演を復活させましたが、多くの人の協力で実り多い大会となりました。
 第28回大会ではジュニア部門が昨年に比べ大幅に増加、外国語部門では71の国・地域から投句が寄せられました。これは過去最高で、外国語部門では当大会が全国有数の大会になっていることの証しと言えます。
 講師には俳誌「小熊座」主宰で、現代俳句協会副会長の高野ムツオ氏をお招きしました。高野氏は「俳句が映し出すもの」と題して講演、自身が住む宮城県多賀城市を訪れた松尾芭蕉の「おくの細道」の言説に触れながら、芭蕉の「不易流行は言葉の力を伝えようとしたのではないか」と語り、自身が東日本大震災の時に詠んだ句「泥かぶるたびに角組み光る蘆」について、「この一句は古代から繰り返されてきた営みを映し出している」と自解しました。sss
 夏目漱石の来熊100年を記念して始まった大会も再来年には30回の節目を迎えます。体制の充実をどう図るかなどを含め、これからも多くの方の協力が必要なようです。

(大会事務局長 高峰 武)

 

当日投句部門 (午前の投句・受付風景)

写真俳句作品展示場

     

開会式(岩岡会長挨拶)

高野ムツオ氏講演会 「俳句が映し出すもの」

     
外国語部門表彰

外国語部門大

(Roberta Beary アイルランド)
ジュニア部門表彰
     
事前投句一般部門表彰 当日投句部門表彰 小川晴子氏講評
     
受賞者記念写真